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福島のキュウリは日本一!

夏秋きゅうりの生産量は、福島県が全国第1位ってご存じでしたか?
今では、ハウスものが年中出回っていて、なんと年間生産量の6割以上がハウスものだから、季節を問わずサラダにはキュウリだけど、本当に美味しいキュウリは、今からの露地物でしょう。福島県は、この旬の時期に採れるキュウリで、日本一なのです。県内の主産地は、須賀川市や二本松市。なので、この時期、大七酒造の近くの畑でも、みんなキュウリを作ってます。畑でもいだばかりのキュウリを井戸水で冷たくして囓るのは最高!この美味しさを知ってしまうと、無理して冬や春にキュウリを食べようとは思わなくなるんじゃないかな。

さて、お野菜のことはやっぱりこの人に訊くのが一番。というわけで、またまた大内信一さんの畑にお邪魔してきました。
Photoなってます、なってます!青々とした葉かげにキュウリがいっぱい!何気なく手を伸ばしたら、葉っぱも実もトゲトゲチクチクでイタタタタ!長袖で来るべきだったと後悔。ヘタのところを軽くひねると、ぱきん!と心地よい音がして、簡単にもぎ取れました。茎の切り口からは、すぐに水分がしたたってきます。この水気がたっぷりキュウリの中にもあるわけで、カンカン照りの日に畑の真ん中で、もぎたてのキュウリにかぶりつく爽快感といったら!ほんとに甘いです。青臭さや渋みなどみじんも感じられない。歯ごたえもパリパリサクサクとリズミカル。採ってから時間の経ったキュウリではこうはいかない。食の生産現場でしか味わえない健やかな滋味です。

大内さんのキュウリは、もちろん無農薬有機栽培。露地栽培にこだわります。おまけに自根栽培なので、自然な甘味がしておいしい!昨今のキュウリは、ほとんど接ぎ木という方法で育てられています。キュウリの根っこは、弱いので病気になりやすい。そこで、強いカボチャの根っこに、キュウリの茎を接いでやれば、病気に強いキュウリの苗が出来上がり。というのが接ぎ木栽培。安定的な生産を可能にした素晴らしい技術ですが、やはりキュウリはキュウリなので、自分の根っこで頑張って育った自根栽培のものは、ひと味違います。
自根キュウリの美味しさの秘密のひとつは、Dscf2237 この白っぽく粉をふいたような姿。この白い粉はブルームといって、本来のキュウリには、当然あるものです。でも農薬と見間違えられるなど、消費者から歓迎されないため、接ぎ木によってブルームレスキュウリが開発され、緑色が濃くピカピカのきれいなキュウリが主流になりました。そもそも、ブルームというのは、キュウリの実の水分が蒸散するのを防ぐ役割をしているので、これがなくなると必然的に皮が硬くなります。だから、日持ちと見た目で市場的にはブルームレスの勝ちだけど、歯切れの良さ、うまさではブルームのあるキュウリのが上というわけ。

そんな病気に弱い自根キュウリだから、無農薬で育てるのは、なかなか大変。コーヒーや牛乳、焼酎、梅酒、ニンニク、木酢液などを散布して害虫を退治しますが、よく手入れしてやれば「農薬使わずにこんなに真っ直ぐなキュウリができるわけない!」と、あらぬ疑い(?)をかけられるほど立派なものができるそうです。キュウリは次々に実がなるので、収穫は、毎日朝夕の2回。「なかなか手強い相手だけど、うまくいくとたくさん採れる、むずかしいから面白い」と大内さんは笑います。

Dscf2229 我が大七酒造の田圃もすぐ近くなので、ついでに写真をパチリ。5月下旬に田植えをした五百万石が、元気に育っています。五百万石は、このあたりに作付けされているイネの中では、最も出穂が早く、来週には、穂が出はじめる予定です。

Photo_34新鮮な福島のキュウリはお味噌でもつけて、豪快にそのままかじるのが一番。
蒸し暑い日の晩酌に、冷たくした大七生酒と一緒にいかがでしょうか。

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